Adventure Race Japanとは

ARJ白馬のレース(参考:http://adventureracejapan.jp/)について説明が必要かと思う。
最近ではテレビでも放映されることもあるアドベンチャーレースだ。
日本ではごく一部の愛好家が細々とやっているマイナースポーツ。
有名どころだとThe East Windというプロチームが世界戦に出ていたりする。そのメンバーには100名山一筆書きで活躍した田中陽気氏が所属していることでも知られる。リーダーは田中正人氏(テレビ番組などでは隊長などと呼ばれている。)
世界戦は7日間(前後)を使って500~800kmを全行程で移動をする。
移動手段はトレッキング(トレイルランニング)、マウンテンバイク、カヤックやラフティングなどのウォータースポーツ、懸垂下降など(その他乗馬などがあるケースも)人力で行う。
また、その経路は大会主催者からスタート直前に渡される地図に書かれたチェックポイントを探し当てるオリエンテーリング形式で、より短い時間でゴールしたチームが上位となるタイムレースだ。

ただ、日本ではこのような壮大なレースは存在せず、長くて2~3日のレースのみ。
競技人口が少ないため新規参加者が入りやすいように必携装備などが比較的少なく、必要な技術もオリエンテーリング、マウンテンバイク、程度のものがほとんどだ。もちろん技術認定が無いレースがほとんど。
日本で海外レース経験者はかなり少なく、私が知っている限りでも先に書いたプロチームのTheEastWind、ノンプロのRealDiscovery、風神雷神、サンコンズ位だ。(私は詳しいほうではないので、あくまでも有名どころで最近お話したことがある人限定)

そして今回初めて開催される日本でのデモレース、Adventure Race Japanのレースは2018/6/15(金)-6/17(日)の3日間。アクティビティとしてはオリエンテーリング、マウンテンバイク、ラフティング、懸垂下降、SUP。チームは男女混成の4人。(それ以外の構成の場合はオープン参加としてランキング対象外となる)。必携装備のほかに、ラフティングの技術認定と懸垂下降の技術認定があり、どちらも認定を合格しなければ20万円のエントリーフィーを払っていようと参加することはできない。それだけ危険が伴うということだ。

大会サイドもこれだけのアクティビティを詰め込み現地団体と折衝し各チームフェアになるようルールを作り告知をし、、、などかなりハードな準備が必要となる。
当然ホームページには読んだだけでは分からないことも多く、更新も多い。これを想定して参加チームはどのような変更が入っても対応できる技術と準備が必要となる。
スタート前からアドベンチャーレースなのだ。

参加チームは6月の平日にお休みを取ることができ、スタートまでに装備を準備し、認定を取ることができ、3日間動き続ける体力があるメンバーを男女混成で4名集めることになる。
また、ただ集めるだけでなくそのメンバーで山の中やウォータースポーツなどで離れることなくコミュニケーションを取り続けなければならない。短い日数なら他のメンバーの言動が気になっても我慢することができるが、不眠不休で3日も動き続け体力が消耗してくると自分のエゴが出てきてそれが制御不能になってくる。
よっぽど「コイツとならぶつかり合ってもなんとかなる」って人でないと難しい。
メンバー探しもアドベンチャーレースというわけだ。

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