投稿

7月, 2018の投稿を表示しています

ARJを終えてやっぱり走力が大事と気づいた

ARJのトラッキングログを見ると Leg1から早いチームはかなりのスピードでクリアしている。 その時のトップチームである「 2 Dynamite Peak Adventure Australia」 との差は4時間30分位。 途中ですれ違ったが私にとってのダッシュのスピードで行動していた。 結局この最初の差がその後のレース運びに影響し、遅くなればなるほど不利なレース運びとなる展開となった。 例えば、微地形のオリエンテーリングを早いチームは日中にクリアし、私のチームは夜間になってしまって、安全策で遠回りをした。 更にLeg5のラフティングのセクションは早い時間にクリアしたチームは水量も多くポーテージも最低限で済んだが、私のチームは水量が少なくポーテージ区間以外にも水の無い川もかなりの時間ポーテージし、川に入っても岩に引っ掛かり、やっと流れに乗り始めても水流の速度が遅かった。 そして、Leg6のスタート時間に間に合わずにLeg7スタート。楽しみにしてたLeg6が出来なかったのだ。 結局は基本の走力が必要。。。。 私のチームはトレランで上位に入れる男子を抱えていながら、私の走力が足りな過ぎてこのような結果となり、ひたすら申し訳ない気持ちだ。 チームビルディングとしてやっと4人でやっていけるかなと思っていたにも関わらず 次からは私ではなくハイスペック女子を探して欲しいとお願いした。 と は い え 今後スポーツを楽しむにあたり、走力の向上が私の命題となったのは言うまでもない。 そこで先日、強い女子選手と話す機会があったのでどんなトレーニング、食事などをしていたか聞いてみた。 朝起きたらすぐ走り、会社へ行って午前中の仕事をして、ランチタイムに走り、午後の仕事をして帰宅後走っていたそうだ。 そして、週に1度は休暇を取りチームメイトのヘイジスト(平日休みの人)と練習をする。 ということを9か月前からやっていたらしい。 練習内容もとてもハードで、チーム練習の時はマウンテンバイク(MTB)で累積標高2000m,走行距離100km以上というアホみたいな距離練習をしてみたり、河川敷の自転車道路でロードバイカーにスピードで負けてはならないルールでダッシュしたり。 もう、私の想像をはるかに超えるド変態なトレーニングをしていたそうだ。 しか

ARJ後初めて川へ

イメージ
ARJに向けて、暇さえあれば川でのトレー ニングをしていたが、ARJが終わった途端行かなくなってしまった。 既に1か月が経過している。 そんな折、川遊びのお誘いいただいた。 是非! 久しぶりに行きたい。 不思議なもので、プレッシャーから解放されて川への興味がなくなったかと思っていたが、何も気にせず楽しめば良いという心地よさに歓喜の声を出したくなる。 ひゃっほー。 さて、本日お誘いしてくれたのは、日本のアドベンチャーレース界では超古株で色々なイベントの主催側にいることも多いT氏。この日はお子さんと、アドベンチャーレースに興味があるという青年を連れて来ていた。 その他の参加者は新婚カップル2組。どちらも爽やかさあふれてます。 いつものようにコーヒーを飲みながら一日の予定を確認し、 午前中に湖でダッキーに乗りフォワードストロークと操船のトレーニングをしていったんクラブハウスに戻りランチ なんと、クラブハウスの下の階で営業しているカフェ モナカさんのタコライス。もちろん美味しい。幸せ。 のんびり一息ついたところで 午後の部はパックラフトでダウンリバー。 私はこの日初めてパックラフトという乗り物に挑戦。 とれも軽い!片手でヒョイと持って放水口スタート地点へ移動が出来ます。 この乗り物はダブルブレードのパドルで漕ぐようですが、操作性抜群。お尻の下にクッションが付いているだけなので重心が低く、周りのチューブはそこそこの大きさがあるので転覆の心配はほとんどない。 川での注意点などの説明を受けた後、さっそくRide On! パックラフトは軽いせいか、川の流れの影響を受けやすい。 パドル操作ですぐに方向転換が出来るので、軽いタッチで方向の修正をするだけだ。 最初は船の動作が把握できず、恐る恐るカップスターの瀬を抜ける。 早速水に落ちる人も出没。この日は気温が高く湿度も高い。 私も落ちちゃおうかな。 スタートの瀬とスラロームコース。パックラフトならスラロームも出来そうだ。 とても操作性が良い。 また、先ほどの人が落ちた。 良いなぁ~、満喫してるなぁ。 次はお待ちかね三つ岩だ。 今回は初心者の方もいたので左側の迂回コースへ。行ったことが無かったので良かったが、やっぱり真ん中へ行けばよかった。絶対面白い。

恐ろしやMTB

マウンテンバイク(以下MTB)でシングルトラックを激走するのはお好きだろうか。 私は大の苦手。 うらやましいことに大好きな方も多い。 そんな方にはこのエントリーは全く何のことか分からないかもしれない。 私は下り系スポーツ全般得意ではない。 唯一サーフィンが好きだが、メロウな波を追い求めるロングボーダーだ。 強い刺激は必要ないのだ。 初めてMTBにまたがったとき、「しんじゃう」位の恐怖に襲われた。 怖いのだ。 スピードに頭脳が付いていかないのだ。 しかし、アドベンチャーレースにMTBは付き物。 はじめてレースに出ると決まったある日。 もう逃げられない。レースまで特訓しかないと心に決めた。 MTBは主にアメリカ、ヨーロッパで作られている。 日本人の中でもかなり背の小さい私は自分にあった自転車を求め自転車屋さんに注文し、お取り寄せして1ヵ月で納品となった。 これはそれほど時間がかかったわけではない。 自転車とはこんなモノなのだ。 もっと時間がかかる場合もある。 自転車を購入するかどうか迷っている人はこの辺も考慮にいれる必要がある。 乗り方の基礎とやらがあるようだが、私の交友関係で教えてくれそうな人はいない。 自転車屋さんに相談すると、購入者特典だろうか?教えてくれるという。 自転車屋さんがお休みの水曜日に比較的人の少ない公園へ出かける。 【乗車】 トップチューブ上にまたがるようにして漕ぎ始める ケンケン乗り(左右) 【漕ぎ方】 ハンドルの握り方 シートポジションと姿勢 ペダルを効率よく回す 【カーブの曲がり方】 手でハンドルを動かすのではなく体重移動でカーブを曲がる。スラローム練習 【登り方】 斜面が急で、タイヤに無駄に力をかけるとスリップする。スリップしないようなトルクを加減する。 【下り方】 後傾姿勢をとる。乗車、降車時はサドルの後ろで乗り降りする。 【段差の超えかた】 登りの段差、ギアを軽くして強く漕ぐと前輪が持ち上がる。これを利用してタイヤにダメージを与えず登る。 下りの段差、段差の大きさに合わせて後傾姿勢を調節。膝のクッションを使って衝撃に備える。素直に落ちる方向へ前輪を向けると安定して進める。横を向くとスリップする。 後輪がロックすると横滑りするだけなのであまりブ

集中力が低下している

ARJが終わってから、疲れなのか、もともとあまり集中力が無いのか。 集中力の低下が気になっている。 しかし、しがない勤め人の私は今日やらないとお給料をもらえなくなってしまう事があるのだ。 頭をクリアする方法について調べてみた。 これには2つのアプローチがある。もちろん両方をやった方が良い。 ワーキングメモリという、前頭前野が司る脳内常駐メモリのようなものがありこれをコントロールするということらしい。 一つは、 【使用量を少しでも減らす。】 たとえば懸案事項などはチェックシート化をしていったん頭から追い出す。 携帯電話の通知を切る。ちょっとした割り込みが入るとそれだけで集中力が低下するのだ。 もう一つは、 【ワーキングメモリの拡張。】 これは、よく瞑想が効くとか本には書いてあるが、、、うわっ~瞑想ってあれでしょ、麻原彰晃がやってたやつでしょ? ・・・のようにちょっとビビる。 でも、よく聞くと何か1つのことだけに意識を向けて他のことを意識しないようにするトレーニングだという。 トレーニングならできるw やり方は呼吸に意識を向けて他の事が頭に浮かんでも、また呼吸に意識を向ける。 これを繰り返すと良いらしい。他の事が頭に浮かぶのはまったく問題なく、気がそれたことに気づくことがトレーニング効果となるらしい。 これなら集中力が散漫な私にもできそうだ。

寒さに強くなる

イメージ
Twitterからこの記事に来た人は既に私の発信したことをご存知かと思うが、 私は寒さに比較的強いほうである。 女性は寒さに弱いといわれるが、ARJのような条件下に置かれると女性は環境変化に強いせいか男性メンバーよりは寒さに強いように思える。 しかし、私の場合は生まれ持った性質ではない。 以前はかなりの寒がりだった。 しかし強くなりたいと思い試行錯誤してみたのだ。 そのとき寒さに強くなるには。以下の3つをバランスよく強化した方が良いと気づいた。 皮膚のセンサー 自律神経のサーモスタット 筋肉などの発熱装置 1. 皮膚のセンサー  皮膚が寒さを検知し、身体のその他の機能が動き始める。 まずは、寒さを検知してその次の機能が作動するきっかけを作るところを鍛える。 ただし、ただ寒い思いをしてもあまり効果はない。 風邪をひいたり自律神経が乱れたりする位なら暖かくしている方がよい。 実際には皮膚を寒さにさらすけれども、身体は冷えてしまわないようにする。 私は、冬の日の朝起き抜けに半そでのTシャツで家じゅうの窓を開ける。すぐに暖房は付けてしまう。どうせ家はすぐには温まらない。その後空気を入れ替えたら窓を閉める。 ひんやりとした空気に肌をさらすだけでよいのだ。 2. 自律神経のサーモスタット  学生の頃理科の実験で冷たい氷水に指を付けて指の温度を測ったことは無いだろうか。 氷水のせいで一度は温度が下がるが暫くすると指の温度が上昇していく。 人間は恒温動物なので、身体が冷えても元の温度に戻そうとする力が備わっている。 ただし、この力を使わないでいると機能がどんどん落ちていく。 お風呂に入った後に冷水で脚を流すなどを行う。 3. 筋肉などの発熱装置  筋肉量は発熱量と直結している。筋トレをして身体が変わってきたと感じてくると同時に  世の中が暖かく(ほんとの意味で)なったように思えるのだ。 ただし、血流が良くなかったり呼吸器系に問題があった時(風邪をひいたりしたとき)は  この限りではない。血液サラサラ、呼吸器が快調でかつ筋肉量が多いと暖かく感じるよう  だ。 ここに書いたことはどれもどこかで聞いたことがある話だと思うし、目新しい情報では無いかもしれない。 しかし、寒さ対策としてはどこか1点を頑張る

トレーニングが続かない時の対策

ARJに出ると決めたにも関わらず、 やらなければならないとわかっているにも関わらず、 トレーニングする気持ちが乗らないことがある。 これは、どんなに強くやろうと思っていても一度や二度はあるものだ。 人は1日に9,000回位小さな意思決断をしているらしい。 朝起きて、まず歯を磨くか顔をあらうか。服は何を着るか。朝食は何を食べるか。 日々なんてことないことをたくさん決めている。 ただし、ある程度を超えると人は意思決断力が低下し物事に手を付けることが出来なくなる。 普通の社会人をやりながらトレーニングをしなければならない人は、人より意思決定しなければならないことが多い。 生きて行く上の優先順位が低いトレーニングは必然的に後回しにされていく。 こんなことにならぬよう日々の生活に工夫が必要になってくる。 【ルーチンワーク化】 可能な限りのありとあらゆることをルーチンワーク化するのだ。 朝起きてから仕事に向かうまでは可能な限りルーチンワークにする。 仕事に行くときに着る服はパターンを減らし組み合わせも限定し朝クローゼットで迷わないようにする。などなど。 【先延ばしの意思決定を減らす】 物事を先延ばしにすると、常駐メモリのように意思決定力を消費し続けてしまうので、TODOリストを作成し、いったん頭の中からその対象を消す。 週末のトレーニングの準備などは持ち物リスト、移動予定などかならず文字に起こして必要になるまで考えなくても良い仕組みづくりをする。 【頭の中の蓄積した疲労を取る】 トレーニングがなぜかできない。疲労は抜けているはずなのに意思の力が働かないような時は頭の疲労を疑うようにする。 【モチベーションを上げる】 本来であればトレーニングの内容は目的に合った強度、時間などを行わなければならないが、トレーニングに着手しない事には話にならないので、細かなトレーニングメニューはいったん忘れる。 朝の支度の段階でトレーニング時に着るものなど一式用意してしまう。 トレーニング記録を内容でなく着手したかどうかだけの単純なものにする。 着替えて5分やれば合格だ。 合格が増えると人はモチベーションがあがるので、次もやりたくなる。 優先度があがるのだ。 【自分に優しくする】 それでも、やる気が出ないときは一回ダメ人間になる

トレーニングの種類のバランス

マルチスポーツをやっていると、どうしても優先度を決めてトレーニングをする必要が出てくる。 全部を全力でやるなんて無限に時間がある人でなければ恐らく不可能であろう。 基本は「RUN」、「自転車」 ARJの場合はここに「ラフティング」が入ってくる。 認定試験の各項目も合間合間に練習が必要だ。 それまで、 平日 筋トレ(またはSAQなどの特殊トレーニング)7割: RUNor自転車3割 週末 RUNor自転車 7割、ロープクライミング1割、パドルスポーツ2割 筋トレ ◇ RUNor自転車 〇 ロープクライミング △ パドルスポーツ ■ 月 火 水 木 金 土 日 ◇ 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 ◇ ■ ■ ◇ 〇 ◇ 〇 ◇ △ 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 ◇ 〇 〇 ARJに向けてこんな感じにトーニングの構成を変更した。 月 火 水 木 金 土 日 〇 〇 ◇ 〇 〇 ■ 〇 〇 〇 ◇ 〇 〇 ■ 〇 〇 〇 ◇ 〇 〇 〇 ■ 〇 〇 ◇ 〇 〇 ■ 〇 〇 〇 ◇ 〇 〇 〇 ■ 更に平日の週に2日はスローロープを投げたり、懸垂下降の手順を確認したり、ラフティングの素振りをしたり。 実際のところ週末は追い込むことが多かったので月曜日などはトレーニングを

回復のための食事

筋トレしたらたんぱく質。 以上。 と言いたいが、一緒に摂取するとよりたんぱく質の吸収効率があがったりするものがある。 炭水化物だ。 少量で良い。 炭水化物は分解すると糖質になるので、多すぎてはいけない。 もう一つ、沢山呼吸をすると身体は酸化するという。 この表現ざっくりしすぎてよく分からない。女性向けの美容関連の記事に常識のように書かれている。この手の記事はサプリの会社だったり、化粧品の会社が書いていることも多く情報の正体が見えづらい。 多分だけど、細胞分裂を繰り返してDNAテロメアがどんどん小さくなって、ヘイフリック限界を超えちゃうってやつかな? なので抗酸化物質を摂取する。 調べてみると抗酸化物質と呼ばれるものは色々ある。 どれか一つを摂取するのではなく、種類の違うものを幅広く摂取することを意識する。 カロチノイド ビタミンA(アーモンド、青魚など) βカロテン(にんじん、カボチャ、小松菜 リコピン(トマト) アスタキサンチン(エビ、カニ、シャケ) トコフェノール ビタミンE(アーモンド、青魚)※β-カロテンが体内で、小腸の吸収上皮細胞(あるいは肝臓、腎臓)において分解されてビタミン A になる アスコルビン酸(ビタミンC) ポリフェノール フラボノイド(大豆、ごま、ブルーベリー、お茶、タマネギ、ミカン、ピーマン、グレープフルーツ 私もレスベラトロールやカカオニブなどを摂取している。 ほかにもNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)、ラパマイシン、メトホルミン、ニコチンアミドモノヌクレオチドなども注目されているようだ。 あと忘れてならないのは脳神経の働きを正常化したり糖やたんぱく質の代謝に関与する ビタミンB類(豚肉、カツオ、卵、鶏肉・・・ もちろん他にも腸内環境を整えるものを食べたり、色々気を遣うこともあるけれど、まずは疲労したと思ったら上記のものを意識して摂取するようにしている。

雨具

イメージ
W Cohesion Jacket V.3 http://www.mountainhardwear.jp/items/OR7941/ ARJ参加にあたり、それまで持っていた雨具を確認してみた。 ジャケット:BAILOのe-Vent、Mont-bell ストームクルーザー、アイロンをかけても既に撥水効果は復活しないレベルまで使い込んだ。 パンツ:Mont-bell ストームクルーザー。上下でセットで売っていた時代のものだ。こちらはまだ使用に耐えるレベルだが、色が上下同じのラベンダー色で使いづらい。 上着は確実に必要なので、神保町のさかいやのレディス館へ行ってみた。 TNFのC-knit、MHWのDry-Q Eleteあたりがアドベンチャーレースに向いているのではないか。 実際に見てみるとC-Knitは思いのほか薄い生地を使用している。 また、残念ながらDry-Q Eleteは対象商品取り扱いが厳冬期のアルパインクライミング向けらしく、春のさかいやに商品はなかった。 仕方が無いので、藪漕ぎ向けの30~40デニールの生地を使っているなるべく高い防水透湿性のある雨具を探す。 OMMのカムレイカなどは藪漕ぎに強そうと思っていたが、思いのほか生地が薄い。 私の場合、MTBで転倒して衣類を破くことが多いので、藪漕ぎ以上に強い生地が良い。 Tsurugi Jacket KB (Unisex) http://www.teton-bros.com/jp/fw_products/shell/tsurugi_jkt_kb.html も友人知人が薦めてくれていたので試着したが、残念ながらUnisexで一番小さいサイズでも袖があまりに長く、胴回りもバタつきが強く、残念ながら見送りだ。 MTBに乗らないならこれは良いかもしれない。 最終的に試着して決めたのが W Cohesion Jacket V.3 だった。 これはDry-Q Core を使用したシェル、そして40デニールだ。ハードシェルではないがかなりの強度とハーネスに干渉しない作り。ヘルメットを着用した上からフードが被れる。 汗抜けはあまり良くない気がするがそのかわりベンチレーションがある。 胴体側面と腕の付け根付近に片側2箇所づつ。ファスナー取付方向も良く考え

通常の生活に戻るまで

6/17(日)にレースを終え、白馬で1泊した後は近隣の行ってみたかったカフェでお茶した後早々に帰路についた。 火曜日からは仕事だ、片づけを可能な限り済ませておきたい。 家に付くとまず洗濯だ。LEG1で使用したウエアと靴は付けおき洗いしなければとても洗濯できそうにない。それ以外の衣類を洗濯機に投げ込む。 次に付けおき洗いの準備。持っているバケツやプラスチックの箱などを駆使してお湯をため「泥クリア」なる泥汚れ専用付けおき洗い洗剤を投入。 次に自転車。既に空は暗く外で作業しても暗くてよく見えないので、ざっとフレームとタイヤを水洗いして終える。 既に夕食の時間は過ぎている。慌てて食事をしてお風呂に入って、ストレッチとマッサージをじっくりやって寝る。 翌朝、眠い! とにかく眠い。家を出る時間になっても寝ぼけて支度が整わないままに仕事へ行く。 仕事にならない。 パソコンのモニターを見ていても気づいたら目を閉じて船を漕いでいるw モニターには小さい「っ」が並んでいる。 仕事は諦めて、SNSを見ると出場した人はARJについての投稿だらけだ。 真似して私も書いてみるが、とりあえず非公開。気が向いたら公開しよう。 あと、うつされた風邪が本格的に暴れだした。 咳は出るし鼻水も止まらない。 定時きっかり帰って早々に寝る。 水曜日。 仕事へは何とか行けた。風邪がひどい。 とうとう薬を飲む。 レース前ならすごく慎重になるが、もう何でも飲める。 気楽だ。 風邪は酷いが、筋肉疲労が取れてきたので、回復の力を風邪に集中させることが出来そうだ。 仕事はもう消化試合みたいになっている。 でも今日は、帰宅したらARJのチームメンバーと物やお金の貸し借りの整理をするためのミーティングをしようと予め自分が頼んでいたので、これはサボれない。 木曜日。 風邪の症状は治らないがだいぶ良くなってきた。 仕事帰りに買い物する元気もある。 今日はサプリを購入。Night Restというものだ。 もともと睡眠障害などは持っていないが、少しでも回復のパワーがあがるよう飲んでみることにする。 付けおき洗いの漬物をいまさら洗濯。 やばい、ちょっと熟成してるかも。 金曜日。 やっと仕事に集中出来る位に回復w(1週間使い物になりませんでした💦) 溜まった

レースを終えて

ゴール後、既に表彰も終了しており、片づけて帰る。 15日に風邪を発症して慌てて抗生物質を飲んだ。 レースの間は怪しいながらも風邪の症状が出なかったが、ゴールした途端緊張がなくなり風邪の症状が出てきた。 もう一名風邪ひきのメンバーはかなり具合が悪そうだ。 当日帰宅する必要があるらしいが無事に家に到着できるか怪しい。 私は宿をとって休養してから帰宅予定。 これは正解だった。 無理して帰っても事故る。 白馬へ行くといつもお世話になるロッジ基さんに泊まり 美味しい食事をいただく。 そして、翌日帰路についた。 帰宅後、改めてレースを振り返ると色々反省点が出てくるものだ。 ・TAの時間をもっと早くすればよかった。 ・トレッキングのLEGでもっとアグレッシブに攻めた行動をとっても良かったのではないか? ・ラフティングセクションのポーテージで、体調の悪い2名に負担がかかるやり方をしてしまった。負荷分散を考えなければ。 ・他のメンバーの衣類などはもっと気を配るべきだった。ずっと同じトレッキングパンツを履いていたメンバーは、水濡れが多かったので快適とは言い難かったのではないか。 ・体脂肪率の低い男性メンバーに低体温症の初期症状がよく出ていたので、体温管理は気を配ってあげなければいけなかった。 ・Bike BoxにMTBを収納、取り出しするやり方をもっと改善したい。 ・補給BOX A は不要なものが多かった。自分の分としてはLEG毎の袋と予備が多すぎた。半分で良い。 ・行動食は、ほぼ計画道理に消費できた。だが、更なる軽量化、補給のしやすさなどを検討できるのではないか。 ・後半に子供の頃に負傷して亜脱臼癖がついている左足が何度も外れかかった。テーピングやサポーターなどで保護をする必要がある。 考えれば考えるほど出てくる。 次に生かせるか? 次はあるのか? 分からない。 また同じチームで同じメンバーで出来るとは限らない。 そもそも、私の所属していたチームには私じゃなくてハイスペック女子を迎えるべきと思っている。 この記録がだれかの目に止まり、何かの役に立てばいいじゃないかと思い直した。

ARJで使ったバックパック

イメージ
ARJで使用したザックはSIX MOON DESIGNSのFLIGHT 30。 私は以前からザック難民だった。 ザック難民とは、、、 登山やトレイルランニングにおいて身体のフィット感や揺れを感じにくいバックパックを探すのは至難の業である。 色々なメーカーのものを試し自分で加工などしてみな使用している。 そうやって、落としどころを見つけることが出来るとよいのだが、少しの我慢では収まらないくらいのストレスがある場合は、そのバックパックは諦めざるを得ない。 私もこれまで、色々なメーカーのザックを試し、加工し、挫折してきた。 日本人女子選手はとにかく体が小さい。しかし、バックパックメーカーはアメリカ、フランスなど西欧諸国の身体が大きい人の国が多い。 サイズ展開が複数あっても、サイズは大きすぎることがほとんどだ。 このブログのエントリーでも以前バックパックについて書いたが、ARJでは結局容量不足なうえ、全ての長さの調節用紐の滑りが良すぎてすぐに緩み、身体のフィット感やザックの揺れが思うように維持できずに諦めたのだ。 そして最終的に行き着いたのが風神雷神のあすかちゃんがおすすめしていたSix Moon Designs のFlight 30。 ムーンライトギアー さんへ試着しに行ってみた。 サイズはS,Mがあり、どちらも4サイズの背面長の修正が出来る。 フィッティングをちよだ氏にやっていただき、あとは利用時に調節可能なサイド、ショルダー、チェスト、ウエストなどを5kg位の荷物を詰めて確認させてもらった。 これはすごい。背の低い私でも揺れない。 ショルダーハーネス部分のカーブが大きすぎて、修理してもどうにもならない問題がチビにはあるが、これは首側のスタート位置も、胸に当たる部分の位置も腕回りもストレスにならない。恐らくこれなら、擦過傷で苦しむことは少なそうだ。値段は30,240円(税込)。 ARJ向けに出費ばかりしている私には高い。 しかし、テストをしてみたら、買ってよかったと思えるフィット感だった。 背の低い女子がつかう30ℓクラスのザックとしてはイチオシだ。

お世話になった自転車屋さん

アドベンチャーレースを始めるにあたり一昨年マウンテンバイクを購入したたもたもばいくさん。 我がチームはARJの公式サイトで写真が少なく寂しい気持ちもあったが、ARWSのページでここで組んでもらった自転車が掲載された。 いつリンク切れになるかわかりませんが貼っておきますね ARWS の ARJ はじまるよ~ マウンテンバイク通称MTB。 アドベンチャーレースを始める前、ゲレンデで遊んだことがある。 その時は、登りはすぐ疲れてしまうし、下りは怖くてとても乗っていられない。 避けて通れるなら避けて生きて行きたい乗り物。 という位置づけだった。 しかし友人がアドベンチャーレースを次々に参加するようになり、自分も出たいという気持ちも少しづつだが感じていたとき、知人から「アドベンチャーレースがあるので出てみないか?」と持ちかけられた。 そのレースはレンタルバイクもある。 しかし、私は練習せずいきなり出場する勇気は無かった。 出場2か月前に知人に紹介してもらった、たもたもばいくさんへMTBを求め門をたたく。(実際には門はありませんw) 注文内容は以下のとおり。 ・お金はない。1円でも安いと嬉しい(←いきなりこれは良くないですが) ・2か月後に初めてのアドベンチャーレースに参加予定 ・MTBでの下りは死のイメージしかない。怖い。 ・パワーは無い。 ・色は何でも良い。 ・材質とかよく知らない。 ・ギアなどのコンポーネントの話をされても???な状態。 ・とにかく素人。 私の情報を元に選んでくれたのが COMMENCAL EL CAMINO のエントリーモデル。 レース仕様の自転車ではない。 そして、お金が無いからそうなったのだろうけれども重たい。 (後から重たい自転車は下りでの安定感をもたらし、より下りを攻められることを知る) なぜ、これを選んでくれたのか私には分からなかったが下りを楽しむためのモデル。 たしかに他の自転車より恐ろしくないかも。 手元にMTBさえあれば、時間を見つけて練習ができる。 5分でも時間があれば自転車に触るように、出来れば乗るように練習してアヤシイながらもなんとか跨って移動できるレベルになり、始めてのアドベンチャーレー

LEG7からゴールへ

眠気をカフェインなどで抑え込み、MTBをかっ飛ばす。 幸い日曜日の早朝の時間帯。車、人もそれほどいない。 7:30 になんとか間に合った。 8:00までにこのTAを出発しなければLEG7をさせてもらえない。 急いでトランジットだ。 まずはCPを取って、バイクボックスへ向かう。 他のチームの状況は分からないが、数えるほどしかバイクボックスは無い。 自分のバイクボックスを移動させ、他のメンバーが作業しやすくする。 バイクボックスが大きすぎて底の方に手がとどかないので、中の荷物を取るため横にして全部取り出す。 自転車を分解してボックスにしまう。 LEG7トレッキングセクションの準備でトレッキングポールをザックに入れる。 食料もLEG7用のものを入れる。 飲み物は前のTAで予めLEG7までもつように多めに入っているし、朝方の現在あまり喉は乾かないので、補充の必要は無い。 バイクボックスに不要な荷物をしまい、各TAで忘れ物チェックとしてリマインド用に書いておいたメモを読み上げる。 最後にバイクボックスをトラックに積み込む。 ここまで10分経過。 やれば出来るんじゃん。 補給したそうなメンバーもいたが補給はTAを出発した後にしよう。 全員がバイクボックスをトラックに積み込み終わり、TAのテントへ向かい出発申告をする。 オッケー! 間に合った。 TAテントから15メートル位しか離れていないところで補給をしようとしたら、「アフロオールスターズ」がいる。 みな考えることは同じだ。 「アフロオールスターズ」が出発したあと、ほどなくして、我々のチームも出発する。 LEG7は少し集中力が落ち気味であったが、それでも互いにフォローしあい大きなミスにはならないでなんとかLEG7を終える。 あとはゴールを目指すだけだ。 ゴールに近づくにつれ走りだしたい気持ちと、ゴールしたらARJが終わってしまう残念な気持ちが混ざる。それでも、ゴール直前だけはちゃんと走ってゴールゲートをくぐる。 ああ、ARJが終わった。

チームとしての決断

ラフティングが終わりTAで着替えを行った。 この次のLEG6のスタート関門は6/17 午前0時、3時間以上過ぎていた。なのでLEG6は参加できず。 次のLEG7のスタート関門は午前8時。3つの山越えがあり、かなり時間がかかりそう。各メンバーも疲れが出ている。 私はとにかく急いで着替えてMTBを組み立てる。 途中でチームとしてどうしたいか質問される。 このまま、ダッシュで着替えて全力でTA6(LEG7のTA)へ行くか。 ゴールへ向かうか。 TAの責任者がこの判断でバイクボックスをTA6へ運ぶか、ゴールへ運ぶか動きが変わる。 答えを出す必要がある。 一人がトレッキングやる元気がないし、LEG6のMTBは楽しみにしていたが、LEG7は楽しめる気がしない。 他のメンバーはハッキリと答えを言わない。私はまだ出来ることがあるならやってから終わりたい。 先ほどのメンバーはゴールへ向かえばDNFだがLEG7へ行けば順位が付くということでLEG7へ行くことを決断してくれた。 急いで準備だ! ただし、ラフトで皆身体が濡れてダメージを受けている。 暖かいものを補給をしたいメンバーもいて本当に準備まにあうのか? しかも、皆が準備をしている間にトイレへ行こうとしたら、かなり遠い。MTBに乗っていっても何分かかるやら。 急いで戻ってくると、既にメンバーは準備を整え待っていた。 慌ててスタートする。 初めにガッツリ登りパートだ。 そこで、やる気が無さそうだったメンバーが物凄いダッシュをかける。 なるべく早く行く予定ではあったが、他のメンバーもその意外な行動に驚いた。 やる気なくてもこのテンション。スゲー!!!! 私も必死に登る。 しかし、ラフトを12時間も漕いだせいかとてもお尻が痛い。2つに割れそうだ。 仕方が無いので立ち漕ぎをする。 これならなんとか行けそうだ。 しかし、途中から1名遅れ始める。 眠気だ。MTBを漕ぎながら眠ってしまい、立ちごけするレベルらしい。 だめだ、事故る前に対策せねば。 ちょうど観光案内所のような寄り合いのような場所を発見し、そこで10分の仮眠。 私も、一緒に寝てしまう。 それから、の記憶は無いw 10分後メンバーが起こしてくれた。誰が時間見ててくれたのか。 ありがとう。 眠気が強かったメンバー

LEG5ラフティングのお時間です。

アドベンチャーレースジャパンの目玉ラフティングの時間がやってきた。 個人的には2月から慌てて習い始めて、4ヵ月頑張ってきた成果が出るかどうか楽しみにしていたLEGである。 距離は47km。CPが2箇所にありそれぞれポーテージがある。 チームの状況はというとSUPで低体温だったが回復していそうな1名、風邪による体調不良と低体温1名、なんだか顔色が悪くなってきたメンバー1名、風邪ひきメンバーに風邪をうつされた気がするが、とりあえず元気なワタクシでお送りしております。 LEG4のMTBで身体が温まり、下り坂で多少風を受けたものの、その後の晴れた街中走行で少し体温も上がったであろう状態でTA4に入る。 ここで、少しわざとらしくラフティングに向けた着替えをする。 女のメンバーが着替えすると時間がかかるが、それを利用して、他のメンバーが水濡れ対策が出来るからだ。 しかし、着替えから戻ってみると、水濡れ対策、および、寒さ対策しているように見えない。他のメンバーは補給をしていたようだ。 それも重要だ、身体に燃料を入れておかないと保温をしても意味がない。 ちなみに、私は上がドライレイヤー、下着、ホットカプセル、ウィンドシェル。下がレインのみ。 夜間に入ったら寒いかもしれない、、、とも思ったが、事前に予想の気温と水温、風、水濡れを考慮して考えた結果なので自分を信じる。 準備を整え、抜き打ちの装備チェックを受ける。 さっきから、うちのチームの付近をウロウロして話しかけてくるイケメンのにーちゃん、国際レース開催にあたり駆けつけてくれた元アドベンチャーレーサーHIROKI ISHIKAWAだ。トレイルランナーとしてご存知の方も多いかもしれない。普通にスタッフをやっている。ありがたや。 HIROKI ISHIKAWAによる装備チェックを終了し、ラフトボートを川まで運ぶ。私はパドルや荷物を運ぶ。 他のメンバーで運んでくれたのだが、見ていない間にトラブルが。 乗艇してから知ったのだが、頭の上にラフトボートを乗せていて、首をくじいたらしい。 調子が悪そうだ。 CP23まではかなりのスピードで進んでいた。 そしてCP23ダムのポーテージ。 CPのチェックを済ませ、ポーテージの説明を聞く。 初めに通行指定区間があり、そこを過ぎると好きなところから川に

LEG2 ~ 低体温と戦略と

低体温症は怖い。 LEG2は日没後となってしまった。 気温はどんどん下がっていく。 MTBの下り坂は運動量が少ないうえに風を受けるので体温が奪われる。 6/16 AM2:00 TA2に到着ここからSUPだ。 アドベンチャーレース業界での有名どころの人が何人もスタッフとして入っている。 その人たちが真剣な顔で「前のチームがことごとく低体温で危険な状態となったので、ウェットスーツに着替えてほしい。」と言ってきた。 どうやら、4人のチームにSUPは2艇、パドルが2本の貸し出しがあるので、一人は漕がないことになるが、漕がない人がとても寒いらしい。 着替えの時間が惜しい。特に私は着替えに時間がかかるので漕ぎ手になることにしてタッパー(長袖の上着)のみお借りし、漕ぎ出る。 他のメンバーはウェットスーツに着替えている。 北風が強い。 コンパスで角度を合わせて前に乗ったメンバーが方向を指示し、後ろが漕ぎ手となる作戦だったが、どう考えても風の方向に合わせたフェリーグライドが必要だ。 このため、コンパスの角度は意味をなさない。途中からコンパスは見ずに、目標物に向かっていくことにする。 ここで失敗に気づく。後ろのメンバーがパドルを持つと前のメンバーが障壁になりパドルの持ち替えができない。片側だけで漕ごうとすると効率が悪く前に進まない。 仕方がないので、前のメンバーに事情を説明しパドラーを交代してもらう。 北風に押されて少し西側の浜についてしまったが、そこで地図を確認しCPを取りに行く。 SUPセクションのCPはもうひとつ、今度は目立つ岬なので風を考慮しながら進む。 ここは順調にとることが出来て、LEG3の出発点と同じ場所のTA3へ行く。 クラブハウスのようなものがあるので、それを目指すだけなのでかなり簡単だ。 少し寒くなってきた。風もやんできたので少し漕がせてもらう。ほどなくして前に乗ったメンバーにずっと漕いでもらって申し訳ないこと、少し遅いけどこのまま漕いでいた方が良いか聞いたところ、寒くなってしまったという。 慌ててパドルを渡し、漕いでもらう。頑張って漕いでもらう。 もう一艇のSUPも漕ぎ手を交代しているようだ。 TA3に到着し、着ていたウェットスーツ等を返却し、MTBで出発する。 しかし、TA3から200mも離れていない場所でメンバ

国際レースがスタートした

地図が配布され、ロックアウトとなり地図を確認する。まずは大まかなレースの流れを把握し、実際にどのようなルートで進むか出来るだけ計画を立てる。3時間あったはずの時間はあっという間に過ぎていく。 スタート少し前にスタートゲートへ移動するよう指示される。 関係者挨拶のあと全チームで集合写真を撮りあわただしくスタート! 初めにスキー場を駆け上がるので全チームが見渡せる。 さすがコロンビアビダレイドとダイナマイト・ピーク・アドベンチャーははやい。風神雷神は急いでいる風には見えないながらも良いペースで進んでいる。 ふきのとうは流石のパワーでガンガン行っている うちのチームといえば中盤位で、私が急ごうとしても「焦るな」といわれる。 (とはいえ、すぐに頭に血が上ってペースアップしてしまう人が多いんだが。) レース中の私の役割はチーム内で一番ペースが遅いので、チーム全体の巡航速度を上げるにはどうしたら良いかを考える。 地図は別のメンバーに任せ、動作に支障が無いようにしまう。 その代わりトレッキングポールを出して使用。少しでも足のダメージを減らす。 チーム必携装備などは全部他のメンバーに持ってもらった。 地図はしまってしまうが私は地図を読むことが好きだ。 なので地図読みに参加はしないが、他のレースだと始まる前になるべく地図を暗記する。 図形の暗記はとても苦手だったが、繰り返すうちに少しだけ慣れてきた。 記憶できる内容がレースを経るごとに増えている。 しかし、このレースは地図13枚、自分には多すぎた。 全然記憶できない。 ちょいちょいメンバー内で相談しているところを覗いて状況を把握する。 CP1を取ってしばらくすると天気予報通り雨が降ってきた。 でも、皆雨具を着ない。 理由はLEG1の結果が今回のレースの結果にほぼ直結すると思われるから。 なので、LEG1はギリギリまで雨具への着替えの時間も惜しむ。 TA1で着替えるのだ。 しかし、LEG1はトップから4時間30分も差を付けられていた。 TA1では全員ずぶ濡れだったので着替えをしたので、1時間30分以上かかった。 身体を濡らしてしまったことはその後もメンバーの動きに影響があった。 この後夜のセクションで、低体温に悩まされてしまうのだ。