バックトゥバック

ロングレースの練習の仕方にバックトゥバックというものがある。

何日もかけて行うレースでは定番の練習方法だ。
トレランを例にすると前日ある程度の長距離を走り、夜は通常道理お風呂に入ったりきちんと食事をしたりする。翌日また同じようにある程度の長距離を走る。

なぜ、このような練習方法をするかというと、何日昼夜のレースだからといって練習まで同じように徹夜して練習しようとすると、筋肉疲労も激しく回復に時間がかかる、また、それ以上に内臓疲労が強く、ひどい場合は1か月以上回復しないことも十分ありうる。
内臓疲労は筋肉の回復にも悪影響を及ぼし、風邪やインフルエンザなど病気に対する抵抗力も低くなる。回復期は栄養もきちんと取る必要があるが、内臓疲労があるときは栄養の消化吸収も悪くなる。良いことがない。

これに対しバックトゥバックというのは筋肉にある程度強めの疲労を与えつつ内臓機能のダメージを抑えることができる。回復が早ければ、疲労が抜けるのも早く、次の練習に着手がより早くできる。
決まった期間の練習の質、量をより高くたもつことができる。

ただし、夜間のトレイルランニングをしたことが無い人がいきなりレースでナイトセクションを走るのはおすすめできないので、例えば日の出前、日没後の数時間だけギアや自分の視野の確認、などを試す必要はあるが、その際も内臓疲労を極力減らしたプランニングにすることが大事かと思う。

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