雑談力

今回組んだチームメンバーのうち2人と2年前にチームを組んだことがある。
その時は余計なことをいうと、かなりイライラしていたようだ。
ちょっと辛い。
単純に、メンバーの気分の変化に注視するなら、私が我慢すれば良い話ではあるが、
チームとしてそれで良いのか、それとも、何でも言いやすい雰囲気を作ると良いのか。
ミーティング手法や心理学など、色々本を読んでだりして調べてみた。
結果は雑談はすべき。(歓喜)

チームでラフトの練習をする時にすこしくだらないことを、ぶっこんでみる。
「つぎは左だよね~。」
「は?言わないとわからないの?くだらないこと言ってないでちゃんとやってよ」

・・・予想道理の返事・・・

待ってましたとばかり、雑談の重要性をしゃべり始める。
「当たり前のことだったり、既に共通認識があるものでも、言葉に続けることで、小さな認識齟齬も発見できるし、何より迷って意見を言わないっていう損失を避けることができる。
その人が誤ったことを言っても、聞いた人が『それは誤りだ』と返せば良いことだし、他の気づいていないことならこれ以上の価値はないと思う。」

ちょっと沈黙・・・反論されるかな・・・

「そだね」

おおー、
よく考えたら、サラリーマンをやっているメンバーもいる訳で、その重要性を認識しているけど、競技中にやるっていう考えが無かったらしい。
これは収穫なのである。

余談だが、雑談には色々な効果がある、先に書いたコミュニケーションの円滑化以外にも、心理的安全性(psychologicalsafety)、ワーキングメモリの活性化など脳の働きにも影響がある。
よく疲労が溜まってきてささくれだった気分になるのも、ワーキングメモリ、前頭前野の活性が下がり正常な判断ができなくなることが原因ではないか?

アドベンチャーレースはフィジカルはもちろんのこと、メンタルも非常に試されるスポーツだ。
このため、脳のコントロールは意識的に行うようにしたのだった。

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